Merry KOGEI Tree 東京ミッドタウン

東京ミッドタウンに灯る、駿河竹千筋細工の光

2025年11月13日より、東京ミッドタウン八重洲（東京駅八重洲口）の1Fガレリアにて、駿河竹千筋細工による高さ約5ｍのクリスマスツリーが公開されました。

繊細な竹ひごが織りなす曲線と、あたたかな光の調和。
静岡を代表する伝統的工芸品の技が、街に訪れる人々を迎えます。

「輪をつなげる」という平和の象徴のような形の中に、
一つずつ丹精込めてつくる職人の研鑽が積み上がり、
やがて一つの文化として目に見えるようになる。

そんな職人への尊敬の念を込めてデザインされたMerry KOGEI Treeは、全国の工芸が集うイベント「Merry KOGEI」の一環として展示されています。

このツリーを制作したのは駿河竹千筋細工の職人である伝統工芸士 高橋一雄氏。
15歳で竹細工の世界に入り、70年以上にわたり竹と向き合ってきた名工です。
「竹を丸く編む」という今回のテーマは、長年の経験をもってしても容易ではありませんでした。
何度も試作を重ね、竹ひごのしなやかさを活かし完成させたその姿は、まさに匠の技の結晶とも言えます。

Merry KOGEI Treeの展示は12月25日（木） まで。
毎日16:00～23:00まで点灯しており、10分ごとに約90秒間 光と音が連動する特別な演出がご覧いただけます。

また、11月15日 （土）には、駿河竹千筋細工の職人によるワークショップが開催されますので、ぜひMerry KOGEI Exhibitionへ足をお運びください。

＜Merry KOGEI Exhibition 概要＞

MIDTOWN YAESU CHRISTMAS2025のコンセプトは「ジャパンクラフト×イルミネーション」。
江戸時代より日本の職人が集う“クラフトマンシップの街” として栄えてきた八重洲の街に、日本全国から陶器、漆器、ガラス、そして駿河竹千筋細工――約60組の職人が手掛けた作品が集結。
Merry KOGEI Exhibitionは、工芸作品展をはじめ、６週間にわたり毎週末行う工芸マーケットや職人の技を体感できる実演やワークショップなどを開催。

【Gift Collection】
全国から集まった工芸作家およそ 60 組による「〇〇のための〇〇」をテーマにした、クリスマス時 期にふさわしいギフト作品を展示する「Gift Collection」を展開。

【Market /Workshop】
期間中の金・土・日曜日には作り手本人から作品への想いやストーリーを聞きながら商品を選べる、クラフトマーケットを開催。また、土曜日限定で職人によるワークショップや実演なども実施を予定しています。 

【Merry KOGEI Exhibition】　
主催：一般社団法人八重洲二丁目北地区エリアマネジメント
企画協力:プロデューサー：川又俊明（Think-Sync inc.）／ アートディレクター ：村上モリロウ（人生は上々だ）／施工：( 株)グリーンディスプレイ　

Merry KOGEI Tree

Merry KOGEI Exhibition