これからも、つくること。
これからを、つくること。
静岡の伝統工芸技術とその情熱を受け継ぎ、それを表現する。
現代に手しごとの素晴らしさを捉え直し、これから先の未来に繋げていく。
その強い意志に惹かれ、手しごとが連なっていく。
その豊かさに触れ、人々が集っていく。
100年先の未来にも、この素晴らしさが伝わっていくように
匠宿クラフトバレーは一歩ずつ、歩みを進めていきます。

伝統と今が融合する
日本の少し先、未来の風景
JR静岡駅から車で約15分。市街地から簡単に到着する山間。東海道の丸子宿(鞠子宿)として栄えた宿場町の少し先に匠宿クラフトバレーがあります。江戸時代、徳川家康が隠居し移り住んだこの地。かつて静岡浅間神社や久能山東照宮の造営のため全国から職人を呼び寄せたように、国内最大級の工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」を中心としたこの周辺には、静岡の工芸技術を受け継ぐ匠たちが再び集いはじめています。手間を惜しまないという人と人とのコミュニケーションの在り方。時間をかける、時間を使うという本来の贅沢。ホスピタリティという言葉が日本で根付く前の、おもてなしという感覚。そんな尊さを感じることができる場所がこの匠宿クラフトバレーです。少し前には当たり前であった、現代では懐かしくて新しい日本の風景を味わう旅へ、ぜひお越しください。

工芸から
生き方、在り方を育む
木や竹や土、漆や藍など、日本の職人たちは日本の自然の中から材料や染料を見い出し、美しく機能を持つ工芸品をつくり上げてきました。自然と人の営みの境界線。街から近い場所にありながら、匠宿クラフトバレーの周辺は、今も豊かな緑とともに里山の風景が残る場所です。工芸の材料となる花や木々を育てていくという試みを始めながら、その命を職人たちの手によって工芸品へと託すことで、循環させていくことを目指しています。この場所で自然のサイクルの中から必然を探し、人としての在り方を育んできます。


この地で過ごす時間が
本来の自分を取り戻す
木々のざわめきや小鳥のさえずり、地元の食材が活き活きとする器に盛られた料理や、工芸によって息を吹き返した日本家屋の宿泊施設。匠宿クラフトバレーは、そこで過ごすことが豊かな時間を取り戻すことだと信じています。特産品である蜂蜜を使ったスイーツ、借景を眺めながら入るお風呂やサウナ、今では数少なくなった駄菓子屋で食べるおでん、室町、江戸の文化を感じる史跡めぐりなど、小さなきっかけが散りばめられています。心ゆくまで存分にこの地を楽しみ、本来の自分を取り戻してください。